秋田県後期高齢者医療広域連合

文字サイズ変更 標準

不審電話・還付金詐欺の事例

【事例22:不審電話(大館市)】

  平成27年9月10日頃、大館市内在住の80代女性宅に、大館市役所職員(課名、氏名は忘失)を名乗る男性
 から「医療費の還付金が4万円くらいあり、ピンクの封筒でお知らせした」と電話があった。
  女性が「そんな封筒は見たことがない」と回答したところ、「手続きの期限は過ぎているが、秋田銀行の口座に
 振り込みます」と言われ電話が切れた。
  16日、女性が通帳を記帳したところ振込がなかったことから、市役所の保険課に電話し、本件が発覚した。
 保険課では、女性に対する支払い案件はなく、電話した職員もいなかった。
  生活相談係から警察へ連絡し、記者クラブ宛特殊詐欺に係る注意換気記事の掲載をお願いした。

【事例21:不審電話(能代市)】

 (1)平成27年8月6日14時頃、能代市内在住の70代女性宅に、市役所を名乗る男性から電話があった。
   「市役所ですが〇〇さんのお宅ですか。医療費の払い戻しがあります。」と言われたが、女性は医療機関に
   通院・入院はなく戻ってくるお金がないこと、毎日のように詐欺の記事が新聞に載っていたことを知っていた
   のでおかしいと思い、「どちらの市役所ですか」と尋ねたところ無言で電話が切れた。
   能代市消費生活相談所に連絡があり、本件が発覚した。その後、能代市消費生活相談所から能代警察署
   へ情報提供した。

 (2)平成27年8月11日11時頃、能代市内在住の80代女性宅に、市役所を名乗る男性から電話があった。
    「市役所ですが、高額医療の未払いがあります。6月いっぱいの期限だったが、3万7千円支払うことが
    できる。念のため、金融機関にも問い合わせをしたら、やはり未払いになっている。」と言われたので、
    不審に思い、「いらない。取り消すことはできないか」と伝えたところ、「取り消すことができる」と言われ、
    電話が切れた。
    二ツ井地域包括支援センターに相談し、本件が発覚した。その後、能代市消費生活相談所に連絡があり、
    相談者に聞き取りを行い、能代警察署へ情報提供した。

 (3)平成27年8月11日14時頃、能代市内在住の70代女性宅に、市役所を名乗る男性から電話があった。
    「市役所です。2、3年前にさかのぼって保険料が支払いされる通知を出しています。返事がないので無効
    になっているが、この決まった金額は支払うことができる。金額は3万7,500円ですが、どこの銀行を
    利用していますか。」と聞かれたので、普段利用している銀行名を伝えたところ、スーパーに設置されて
    いるATMに14時40分まで来るように言われた。
    不審に思い、二ツ井町庁舎市民福祉課に電話したことで本件が発覚した。その後、市民福祉課から能代市
    消費生活相談所に連絡があり、相談者に聞き取りを行い、能代警察署へ情報提供した。

【事例20:不審電話(五城目町)】

   平成27年6月26日午前10時頃、五城目町在住の80代男性宅に非通知で電話があった。男性の声で
  「医療費の還付が昨年の分で41,800円ほどある。」と言われ、その後、15分ほどしてから、男性の声で
  「東京から送金するので、口座を教えてほしい。」と電話があった。
   通帳の番号やATMについて話をされたが、医療費については広域連合が担当であるはずと思い、広域連合へ
  連絡した。
   還付状況を確認したところ、還付金等はなく、五城目町の職員で電話をした者はいなかったため、詐欺の可能性
  が高い旨、連絡した。その際、既に本人から警察へ相談したとのことだった。

【事例19:不審電話(能代市)】

 (1)平成27年6月17日正午頃、能代市内在住の70代女性宅に、市役所保険課職員を名乗る男性から電話が
    あった。「平成23年・24年の還付金に関する書面を4月27日に郵送している。6月12日を期限としていたが
   返信がないので電話をした。」と言われ、「どこに行ったらいいのか。」と尋ねると、「市役所保険課で手続きが
   できる。」と言われた。
   本人が市役所を訪れ、本件が発覚した。還付状況を確認したところ、この女性への還付金等はなく、書類の
   郵送もしていなかった。

 (2)平成27年6月17日正午頃、能代市内在住の80代女性宅に、市役所保険課鈴木と名乗る男性から電話が
    あった。
    「保険料の払いすぎがあったので戻しに行きます。7月12日までの期日が迫っているので現金でほしいので
   あれば持って行くこともできます。」と言われ、「よく分からないのでもう一度話をしてください。」と言うと、電話が
   切れた。還付された金額も言われたと思うがよく覚えていないとのこと。
   この女性のケアマネージャーから消費生活相談所へ電話があり、本件が発覚した。
   還付状況を確認したところ、この女性への還付金等はなかった。

【事例18:不審電話(能代市)】

 平成27年3月6日午前11時頃、能代市在住の男性被保険者宅に、市役所健康保険課職員を名乗る男性から電  話があった。
 「保険料の還付がある。取引先の銀行はどこか。」と言われ、「〇○銀行です。」と答えると、「銀行から、このあと電  話があります。今は固定電話に電話をかけましたが、緊急連絡先として携帯電話の番号を教えてほしい。」と言われ た。「携帯電話は使っていない。」と答えたが、何度もしつこく携帯電話の話をされた。不審に思い、「健康保険課の  どなたですか。」と聞いたところ、電話を切られた。
 能代市市民保険課で調査したところ、この男性被保険者への還付金等はなかった。

【事例17:不審電話(大館市)】

 平成27年1月16日午前10時30分頃、大館市在住の70代女性宅に、市役所保険課職員サトウを名乗る男性
 から、療養費の支払の件で電話があった。
 本人が不在であったことから、応対した家族が用件を尋ねたところ、「10月頃に平成23年度から25年度までの
 療養費の支払が、37,500円ほどあると通知した件である。」と答えた。
 家族は「調べてみる。」と回答し電話を切ったが、不審に思い、市役所に電話をした。
 市役所保険課で確認したところ、、当該女性は高額療養費の手続きはすでに済ませており、高額療養費及び療
 養費の支払もなかった。また、当該女性に電話連絡した職員もいなかった。

【事例16:不審電話(大館市)】

 平成27年1月16日午前9時30分頃、大館市在住の80代被保険者あてに、市役所保険課職員を名乗る男性
 から、「3万円くらいの振込があり、以前書類を送付したが、こちらに届いていない。」との電話があった。
 男性被保険者が「振込日はいつですか。」と尋ねたところ、「振込日は銀行から連絡がある。」との答えであった。
 男性被保険者は、市役所からの支払で銀行から連絡が来るのはおかしいと思い、市役所に電話をし、本件が判
 明した。
 市役所保険課で確認したところ、男性被保険者に対する支払はなく、電話した職員もいなかった。
平成26年7月7日午前8時40分頃、大館市在住の男性被保険者宅に、市役所年金課職員イケダと名乗る男性
 ら電話があった。
 「3年くらい前の年金の還付金が37,000円ほどある。市役所から書類を送付してある。銀行でしか手続きができ
 ないので、口座番号を教えてほしい。」との内容であった。男性被保険者が「市役所に行く。」と答えたところ、突然
 電話を切られた。
 不審に思った男性被保険者が、市役所市民課年金係に問い合わせたところ、年金還付は発生していなかった。

【事例15:不審電話(大館市)】

 平成26年7月7日午前8時40分頃、大館市在住の男性被保険者宅に、市役所年金課職員イケダと名乗る男性
 ら電話があった。
 「3年くらい前の年金の還付金が37,000円ほどある。市役所から書類を送付してある。銀行でしか手続きができ
 ないので、口座番号を教えてほしい。」との内容であった。男性被保険者が「市役所に行く。」と答えたところ、突然
 電話を切られた。
 不審に思った男性被保険者が、市役所市民課年金係に問い合わせたところ、年金還付は発生していなかった。

【事例14:不審電話(大仙市)】

 平成26年6月16日午前10時50分頃、大仙市役所職員の「ワタナベ」と名乗る男性から、大仙市在住の女性被
 保険者宅に、医療費の還付金3万円について電話があった。
 女性被保険者は一旦電話を切り、折り返し市役所国保年金課に電話をしたが、ワタナベという職員はおらず、医
 療費の還付も発生していなかった。
 翌日(17日午後1時頃)、不審に思った夫の電話を受けた大仙警察署から市役所に、還付金等の有無について
 の確認の電話があり、還付金等はないことを伝えた。

【事例13:不審電話(秋田市)】

 平成26年1月23日午前11時頃、秋田市後期高齢課職員を名乗る男性から、秋田市内在住の女性被保険者
 (81歳)宅に電話があった。
 医療費の還付金が2万円あると言われ、通帳がある銀行を聞かれたため、「〇〇銀行」と答えると、〇〇銀行の
 職員から電話があると言われた。
 すぐに、〇〇銀行職員を名乗る男性から電話があり、還付金受け取りのため、〇〇銀行に来てほしいと言われた。
 〇〇銀行△支店に行くと言うと、そこでは振り込みができないため別のATM単独のキャッシュコーナーに行くよう
 指示された。
 その後、携帯電話番号を聞かれ、答えたため、ATMに着いた頃に携帯電話に電話がかかってきた。指示どおりに
 操作していたが、振込ボタンを押下する際に、詐欺ではないかと疑問に思って躊躇していたところ、並んでいる男性
 が「詐欺じゃないか。」と相手に聞こえるように声を上げたところ、電話が切れた。
 振込作業は終了していなかったため、被害は発生しなかった。

【事例12:不審電話(由利本荘市、能代市)】

 平成25年6月に市役所の職員を名乗る者から由利本荘市の女性に電話があり、
 「医療費の還付金の通知を送付したが、提出期限が過ぎている。折り返しフリーダイアルに電話するように。」
 と指示を受ける。
 女性が電話をすると、ナカムラと名乗る者が身分証明書、通帳、キャッシュカード、ATM登録の有無などを確認し、
 女性は保険証番号、住所、夫の氏名、携帯電話の番号を教えた。
 女性が市役所に直接手続きに行くと伝えると、市役所ではなく、秋田市内から電話していると言われ、
 電話は終わった。
 他、同市で5件同様の電話が確認されており、能代市でも同様の電話が6件確認されている。
 いずれも医療費の還付とフリーダイアルへの折り返し等が共通している。

【事例11:不審電話(大仙市)】

 平成24年12月上旬に大仙市の男性宅に、市役所職員のイシカワを名乗る男から
 「過払い金があるため返還の手続きをしてください。」との電話がありました。
 約一週間後に、再びイシカワを名乗る男から電話があり、再度過払い金の返還手続きをするように
 指示がありました。不審に思った男性が年金事務所・市役所に出向いて確認しましたが、
 どちらにもイシカワという職員はいませんでした。

ページのトップへ